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ペンギンのオペラント条件づけ 進捗状況7 >>8 >>9 >>10 >>11

刺激トラッキング訓練とクリッカートレイニング

 

音声付き動画(1.67MB) ゴエモン

上の写真をクリックすると動画を見ることができます。

 左右どちらかに黒い四角が提示され、その四角が提示された側のパネルをつつくと強化されます。また、強化子(コアジ)が提示される直前にクリッカー音を提示します。ほぼ100%視覚刺激(黒四角)が提示された側のパネルに反応するようになりましたので、次は、試行数を増やすため、クリッカー音だけを提示して、強化子そのものは提示しない試行を加えた訓練へ移行します。

 どちらのパネルに反応しても強化された条件(進捗状況3の動画参照)と比べて、立つ位置が中央になった点と、左の羽(フリッパー)を正面パネルの突起部に置かなくなったことが分かります。どちらに提示されるか分からない黒四角をつつくためには、中央にいた方が反応がやりやすくなります。条件の変化に対応して、反応が変化しています。

 オペラント条件づけでは、いつどんなときに(先行条件)、どうしたら(反応)、どうなるか(結果)という3つの要因によって学習(条件づけ)が形成されます。

 ゴエモンの条件づけでは、反応形成直後、正面に2つの黒い四角が提示され(先行条件)、どちらかをつつくと(反応)、コアジが食べられた(結果)のに対して、現在は、正面のどちらかに1つの黒い四角が提示され(先行条件)、提示された方のパネルをつつくと(反応)、餌がもらえます(結果)。もし、提示されていない方のパネルをつつくと(反応)、何ももらえません(結果)。

 反応形成直後と、現在の3つの要因(先行条件ー反応ー結果)は違っています。その結果、ゴエモンは、黒い四角が提示されたパネルだけをつつくようになり、また、左側だけをつつくと強化されない場合があるので、中央に立って反応するようになっています。このように、ゴエモンは、3つの要因(先行条件ー反応ー結果)の組み合わせに敏感で、反応をかえています。人の例では、例えば、授業中に先生に指名された時(先行条件)、答えたら(反応)、ほめられた(結果)。ところが授業中に先生に指名されていないとき(先行条件)、答えたら(反応)、怒られる(結果)。この様に、同じ行動を行っても、先行条件が異なれば、ほめられることもあるし、怒られることもあります。ほめられれば、同じ先行条件であれば次回も進んで同じ反応をするようになり、怒られたときはその様な行動は行わないようになります。

 ヒトや動物の行動は、3つの要因(先行条件ー反応ー結果)の関係を調べるとよく分かる場合があります。この3つの要因のつながりを、行動分析学では三項随伴性(Three-term contingency)と呼んだり、行動随伴性と呼んだりします。オペラント条件づけは、この三項随伴性をいろいろアレンジすることで、望ましい反応を増やしたり、望ましくない反応を減らしたりすることが出来ます。

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