厳しい現実… それでもみんな元気です!

今、養護学校の生徒さんを毎月体験学習に受け入れています。今年の初め、店長達と豆まきに おじゃました際、「社会に参加するためのプログラムをもっと重要視しなければと焦ってはいるが、『実際のところ簡単にはいかない』、『生徒の重度に幅がありすぎて、実習内容を立案できない』現実」など、先生方の苦悩を知りました。教育現場の限界は、民間企業で補てんしなければと実感しました。

重度の幅と言う問題は実習のプログラムを一人ずつ立てて、受け入れるようにすることで解決しました。まとめて三人の時もあれば、一人の時もあります。一時間しか起きていられない子もいれば、一週間がんばる子もいます。毛布やシート、特殊トイレを持参しながら、みんな先生と二人三脚で勉強に来てくれています。

先生や家族、病院のスタッフ以外話した事がない生徒さんばかりなので、お店で物凄い数のお客さんと接することだけでも かなりの刺激になっているようで、実習後は必ず全員手紙や電話を寄こしてくれます。「ありがとう」と書くのに一日かかったという手紙も、先生の代筆でしか書けなかった手紙も全部ずっと保管してります。みんなが就職したり、結婚したりする時は、お祝いと一緒にその手紙を返すので、絶対吉田に連絡ちょうだいね、と言ってます。

生徒さんだけでなく、先生達も学校以外の教育の可能性を模索中という事で、壁新聞の子供達とも様々なフィールドワークをしています。今、学校には特殊学級がないので、壁新聞の子供達にとってもバリアフリーな社会を実地で体験し、精神的に大きく成長できたかなと思っています。(そこは子供達なので壁は1分で崩れ、あとは毎回キャーキャー一緒に大騒ぎですが)

それでもまだ、養護学校の先生の話にあった「コミュニケーションの限界」という言葉が私の頭に引っかかっておりました。成人の施設では今どんな状況なのか。月に1〜2度活動の支援をしている自立センターや授産施設などのスタッフさんから詳しい話を聞くと、やはり震災後さらに外部との接点は薄くなり、就業率の落ち込みは特に激しく、解決の糸口さえも掴めないとのこと。
それでは手始めに、事業所別に開催していた事業所案内・作品展示会をまとめて一気に開催してみては? 保健所や文化センターでは身内の人しか見に来ないから、不特定多数の、しかも業者も多く出入りするスーパーを会場にしてみては?と。それなら「うちの店でやってみっぺよ」という話から今回の大展示会開催となりました。

3.11から1000日。障がい者の生活環境は施設の修復、就業率どれをとってもかなり厳しく、インフラ復興や廃炉の記事にひっそりと忘れ去られた状況です。今回の展示は、入所者の方が展示し、受付・案内・説明をするという初の試みです。さっそく昨日、某授産所さんが業者と豆腐の仕入れの打ち合わせをしていました。私も嬉しくてガッツポーズをしてしまいました。

自分達の手で、アクションを起こせる喜びを、全ての福島の人々が、そして未だに苦しい状況下のフィリピンの方々にも手にできる日が来る事を、クリスマスに願うばかりです。「年末にはお寺に、年始には神社にって 都合いいよね、日本人って!」と壁新聞の子供達に笑われています。

同窓会の皆様、事務局の皆様共々 お体大切に年末年始お元気でお過ごし下さいませ。


  プレゼント、届きました!

壁新聞の子供達の活動は、年が明けて19日です。【リサイクルかるた取り】大会をやります。いただいたリンゴジュースは汗だくではしゃぐ子供達のご馳走となるでしょう。前回いただきました時に、子供達みんな目を丸くして飲んでおりました。濃縮還元しか飲んだ事がないのでストレート絞りの味にうなっておりました。

22日に今年最後の活動をしました。小学5〜6年生がパワーポイントを使って、低学年の子供達に自分達が今勉強している『いわきの海洋の現状とエネルギー産業の将来』という内容を発表しました。1年生には難しいかなと思っていましたが、なかなかどうして。積極的に手をあげて質問し、お兄さんお姉さん達をたじろがせておりました。

この日、偶然にも大塚さんより本とお菓子のプレゼントが届き思いがけずクリスマス会を開くことができました。当初、発表の後は、デスカッションと感想文の提出というお堅い活動の日だったので、予定変更に子供達みんな大はしゃぎ!会議室での宴はなんと2時間も続きました・・・

大塚さんからの本は、カザフスタンの民話集で「文字が横向きだ」と驚いていました。子供達は縦書きの本しか読んだことがないので大きなカルチャーショックを受けていたようです。みんなで順番に回し読みをして、冬休みの読書感想文にするそうです。

活動が終わる毎、子供達に手紙を出しているのですが、今回の手紙には来年のかるた取りには【まつおかせんせいのりんごジュースとうじょう】と書きました。全員出席と思われます。

いつもお心を寄せて頂いて本当に感謝いたします。来年も、松岡先生、そして子供達を支えて下さっている同窓会の皆様へいわきの子供達の元気な笑顔をご報告できればと思っております。

大学院にとって最もお忙しい時期となりました。
先生どうかお体大切にして下さい。
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