壁新聞の子供達 沖縄全国大会へ!!

おかげ様で無事、沖縄での発表を終えることが出来ました。「福島と地球規模の環境問題を、的確にとらえた小学生とは思えない高度な内容」という高評を頂きました。デジカメが海に落ちてしまいオジャンになってしまいました… 当のメンバー達は沖縄の暑さにやられ、連日鼻血を出し、大人達を慌てさせておりました。

今年は、福島でも2つの海水浴場で海開きをしましたが、汚染水の問題で振り出しに戻ってしまいました。本来でしたら、生活の一部であるはずの海から遠ざかった日々を送っている子供達は、沖縄で2年ぶりの砂浜の暑さを足裏に味わって大はしゃぎでした。



もう一枚の写真は、先にお話ししました、かぼちゃの収穫の様子です。福島の有機栽培農家の畑で、JAの方たちと福島の農業についてその現状を学びました。除染や残留放射能など保護者の方々と喧々諤々の企画でしたが、参加した子供達は、採れたての野菜の美味しさに驚き、試食でお腹がいっぱいになってしまい、持参したお弁当を残してしまう子もおりました。福島の子供達は、運動不足もさることながら、野菜をさけたメニューに偏りがちな生活の為、肥満が大きな問題となっております。「茄子の漬物がおいしかった」と報告する子供達に、「渋い味を覚えたねぇ」とお母さん達は皆のけぞっておりました。


「口のまわりがしょっぱいの、吉田さんなんで?」と聞いてきた小学2年生の女の子がおりました。汗だよと教えてもピンとこないようです。そういえば、震災時彼女は幼稚園児でした。汗を流しながら土いじりをしたことが一度もありません。 屋外での低年齢層の活動に関しては、これからさらに問題が浮上してくることでしょう。当店にて実施している甲状腺検査も、連日子供達の泣き声で大賑わい?です。

賛否両論の中、いかに安全に、自然と命の関わりを福島の子供達に伝えていくか。松岡先生から送って頂いた、『日大広報』掲載記事『絆』プロジェクトに大変興味を惹かれました。福島の子供達に、汗をかく喜びを学んでもらうにはどうすればいいか。 「ひなぎく」の花言葉を噛み締めております。

考えなければならないことは山積みですが、とりあえずは明日子供達との縁日を楽しもうと思っています。やはり屋内での開催ですが、運営する側が子供達なので何が起きるか冷や汗ものです。 連日のラジオ体操参加のおかげで、すっかり身体が(頭も)柔らかくなりました。またご報告します。


  いわきのお盆は「じゃんがら」から

いわきには、新盆の家々をまわって【じゃんがら】という念仏踊りをする風習があります。各地区の青年団が担当しており、地域によって踊りも歌も違っています。震災以降、20代〜40代といった青年団員が激減しており、地域伝統芸能の存続が危機に瀕しております。
そうはいってもお盆はめぐってきます。1団体の踊り手は10〜20人で構成されますが、人数が満たない地区は、他の団員と合併して演奏しています。それでも踊り手が足りない地域は、「昔」青年だった方々が老体に鞭打って家々を演奏してまわっております。

連日の猛暑の中、炎天下の庭先で1曲20〜30分の念仏踊りに「昔青年だった方々」曰く「仏さん成仏させんのに念仏踊って、オレら浄土に呼ばれっちまう」。そこで、今度は子供達の登場です。壁新聞の子達も【じゃんがら】念仏の頼もしい助っ人としてお盆の間、大活躍でした。踊りの後、がんばったご褒美に「松岡先生からだよ〜」といってりんごジュースをみんなで美味しくいただきました。【子供達の内部被ばくにはリンゴジュースがいいらしい】というまことしやかな噂が流れ、お母さん達が連日りんごジュースの確保に走っており

りんごジュースは常に品薄です。あまりにもタイムリーな先生からの贈り物に驚いております。「お母さん、先生のりんごジュースはものすごくおいしいよ!」と子供たちみんな大興奮。濃縮還元ではないストレートの味に、写真に写っている着物の子は「からだがキレイになった気がする」と名キャッチコピーの感想を漏らしておりました。先生、本当にありがとうございます。

本日は入学資料の配布でしたね。ご苦労様です。参加できずに申し訳ございません。「ひなぎく」プロジェクトのご連絡もありがとうございました。松岡先生はじめたくさんの皆様に支えられて、福島の地に生きていることを心から感謝しております。


  本が大活躍!

いわきは今日8月26日から小中学校新学期です。

夏休み期間中の当店での甲状腺検査も終了しました。待合コーナーで吉岡さんから送って頂いた本が大活躍でした。 乳幼児から高校生までが検査対象でした。白い衝立、白いベッド大勢の白衣に、充満した消毒液の匂いで、会場に入った瞬間から泣き出す子供が多く、また泣き声は連鎖反応するらしく、阿鼻叫喚の会場から脱走を図ろうとする子供達で大騒ぎでした。脱走対策でスタッフが、4か所のドアのうち2か所に鍵をかけてしまったのが更に恐怖心を煽ったのか、子供達は汗だくでドアにしがみ付いて泣いておりました。
初日から一週間は、会場がギリギリ狭いので、【本が置けるかな、本で躓いて転ばないかな】とためらっていましたが、ボランティアのスタッフが「逃げまどう子供達の怪我防止に、柱に衝突防止シートを貼ろうかと思って…」と相談して来られたので「鍵のかかった、まっ白い薄暗い部屋で、工事現場みたいな柱に囲まれたら大人だって尻込みして血圧上がっちゃうよ」と、やんわり反対し、吉岡さんの本で図書コーナーを作りました。

これが効き目抜群。脱走する子供が一人もいなくなりました!検査中も本をきつく握りしめ、大人しく先生のお話に応えておりました。 吉岡さんはじめ、プロジェクトに関わって下さっている皆さんの気持ちがこもった一冊一冊が子供達の恐怖心を吸収して、勇気を与えてくれたようです。ありがとうございます。皆様に心から感謝いたします。

子供達の泣き声が消えたと思ったら、昼間から鈴虫の大合唱です。福島の空はすっかり秋です。

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