海風が寒いです

スクーリングでの呼びかけのおかげで、個人で本や遊具を送って下さる方がいて嬉しい限りです。壁新聞の子供達と早速「絆ステーション」経由で、市内の児童施設に配布をお願いいたしました。

HPに掲載されていた宮澤さんの本を読んで、主人公の思いと自身の体験を重ね、深く考えてしまいました。「図書館にとって重要なのは地域社会であって、司書ではないということが見えてきた」―‐さすがに司書がいない図書館は困ってしまいますが、自分の職場であるスーパーにおいても、やはり地域の人々の暮らしを支える使命を担う存在でありたいと改めて意識しました。震災後、鉄筋で広い面積を持つ建物である大型スーパーは買い物だけの場所から、近隣住民の避難指定の建屋へと変わりました。重要なのはまさしく地域社会です。

といっても、毎朝大声で店内を駆け回るお客さんや、なぜかいつも松山千春を食品レジで絶唱する常連さんには辟易しておりますが・・・ 最近はこのお客さんに加えて、屋上駐車場のベンチで正座してお祈りをはじめてしまう方が常連さんに加わりました。宗教の自由というのもありますが、めんどうくさいので好きにやらせています。

海からの強風が連日厳しいいわきです。皆様もお忙しい毎日をお過ごしのこととは思いますがどうぞお体大切に。


  バースデープレゼントが届きました

本日絆ステーションに宮澤さんから本が届きました。先のメールで宮澤さんの本が職場で密かなブームで回し読みしている旨をお伝えしたところ、なんと「どうか、お静かに」も入っていました。

一緒に荷物を開けた同僚は、本が大好きで高速バスの中でも読書をする位の人です(私は1分ですぐ車酔いしてしまいます…)。出身は釜石の海岸沿いだったので、津波で実家は流されてしまいました。幸い家族は無事で仮設で暮らしています。地震の日、私は彼女と人事考課表をつけており、命からがら逃げ出して震災後もずっと一緒におりまた。昨日も本が届くまで、あの時の考課表と食べかけだった最中の行方を語っておりました。(あの時のリストのスタッフは、今ではみな退職してしまったのでどうってことはないんですが)

彼女は今だに津波にのまれる夢にうなされるといつもぼやいています。昨日もそれで飛び起きて、気持ちを落ち着かせるのに大福を食べたそうです。(午前3時に大福…) 家にいるときは四六時中テレビをつけています。寝る時もです。大好きな本も震災後1ページも読んでいません。静かな時間が怖いんだそうです。職場がうるさいスーパーでよかったといいます。その彼女が「かわいい本だね」と『どうか、お静かに』を手に取って、「借りていい?挑戦してみようかな」と聞いてきたので、気持ちがカーッと 熱くなり「読んで、読んで!」と勧めました。(本の好きな人には たまらない内容ですから)長いストレスのせいか帯状疱疹にも苦しめられている彼女が、宮澤さんの本をきっかけに自分の好きだった時間を取り戻すことができれば、こんなに嬉しいことはありません。

昨日は私の誕生日でした。大切な同僚であり友人が一歩踏み出す姿を見ることができて良かったです。何よりのプレゼントとなりました。


  プロジェクトの思い出をツリーにしました

あっという間に12月になってしまいました。同窓会設立の準備、そして修論の追い込み等皆様におかれましては、まさに師走の忙しさかと思います。



昨日 壁新聞の子供達と段ボールでクリスマスツリーを作りました。使った段ボールは、皆様から送られた本が入っていた箱です。震災直後は段ボールがとても貴重なものでした。暖をとったり、プライベートな空間をつくったりするために大いに活躍しました。

震災からもうすぐ2度目のクリスマスがやってきます。苦しかったことは思い出させたくないのですが、あの時の感謝の気持ちだけは忘れないように、そしてプロジェクトの軌跡でもある段ボールを、今度はみんなで楽しい思い出に変えようと手作りツリーを作りました。出来あがったツリーは、教室に飾ったり、親友にプレゼントしたりするそうです。

長谷川先生のゼミで一緒だった友人の職場の方から沢山の絵本が届きました。来年、節分に近くの保育所を訪れて豆まきをする予定でいます。体格のいい同僚が裸でオニになり、豆をぶつけられる予定です。その際に本をプレゼントしたいと思っています。

12月に入って寒さが一層厳しくなり、雪もちらついています。食品売場では、ワインの隣にシクラメンと雪かきシャベルが違和感なく並んでいます。売れております。皆様どうぞお体大切に温かい冬をお過ごしください。


  寄せ書きを送らせていただきました

もうあと10日で今年も終わりかと思うと一年のなんと早い事でしょう。皆様お変わりございませんでしょうか?東北は厳しい寒さです。

先日、壁新聞の子供達が集まって、同窓会の皆様へ寄せ書きを描きました。皆様から頂いた本は(全部ではないんですが)写真に撮っていたのでそれをクリスマスツリーに飾って「本のツリー」を作りました。来年小学1年生〜小学5年生+(吉田少々)の合作です。お時間と機会がございましたらどうか見て下さい。


職場で先生に転送していただいたFukushima Children and Radiationのドキュメンタリーを見ました。ネットがつながっているPCが1台しかないので、昭和30年代のテレビに群がる民衆みたいでした。撮影された富岡町や双葉町から通っていた従業員もいるので皆無言で画面を見つめておりました。何度か実家の様子を見に戻る人もいますが、警戒区域が解除になっても店も病院も開いてはおらず、水も電気も不通のままです。かわいそうに警戒解除となった各自治体の町長さんだけは先陣を切って帰還し、不自由な生活を送っております。動物が野生化してしまっているので、広大なサファリパーク状態でその点も深刻な問題です。

また、松岡先生のご紹介にあった立教大学の企画した交流展などは震災の記憶をあらためて提示し、私達が危惧している「風化」に立ち向かってくれる強い味方に感じました。

先日は朝市を開催し朝5時半から豚汁を振る舞いました。近くの仮設住宅の方々が沢山お買い物に来て下さって大賑わいでした。皆さんから「いや〜旨いよ!」「あったまったべ」と言っていただけたので、真っ暗で極寒の中、豚汁作成をした甲斐がありました。寒いので暖をとるのに火力を最大にしていたので鍋の蓋を開けるたびに「地獄の釜のようだ」と笑われました。
今年の初売りは自粛ムードでしたが、来年は賑やかに迎えられればと思います。1/1より朝4時から出勤です。お客さんは除夜の鐘とともに並んでいます。1500人以上入口に並びます。(お風呂のイス持参で・・・)

先生方はじめ、論文執筆中の皆さんの正念場も年末年始ですね。皆さんの焦り、痛いほどわかります。
皆様お体無理せず年末年始をどうか無事に乗り切って下さい。

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